『ルバーブ』は、北欧の白夜の光景そのもの だから惹かるのでしょう
どんよりと薄暗い梅雨空の夕方でも、
夏至に向かって、日一日と夕闇が迫ってくる時間が
後ずさりしているようです。
関東地方は夏至を迎えるころは、走り梅雨の
すっきりしない天気が続きますが。
緯度の高い北欧では、太陽がほとんど沈まない、
白夜の到来です。
私自身、想像していたより更に更に、更に長かった。
冬が終わり。ようやく訪れる短い春と夏には、
特別な感情を、持つようになりました。
あんなに暗く寒くて、寂しかった冬とは裏腹に、
すべてが輝いているのですから。
仮死のように沈黙し、微動だにしなかった生命体の
すべてが、明るい夜が続く夏の間は、
脈々と生をはぐくみ、生を謳歌しているのです。
ゴッケンの代表作『ルバーブ』は、可憐に愛らしく
咲く植物たちを描きながらも、北の大地で生を
繋いできた、たくましい生命力が根底にあることを
感じ取ることができます。
そのたくましさは、北欧気質そのもの、と
思います。


